ジャカルタMRT トンネル掘削完了 2年後開業へ前進

ジャカルタMRT トンネル掘削終了 2年後開業へ前進

清水建設は2月23日、インドネシアの首都ジャカルタで日本の大手ゼネコンを中心とした共同企業体(JV)で建設作業を進めてきた都市鉄道「MRT(大量高速輸送システム)南北線」について、地下鉄部分のトンネル掘削作業が終了、地下鉄区間の建設工事の進捗率が75%に達したと発表した。駅舎建設などを経て、2019年3月の開業を目指す。ジョコ・ウィドド大統領らが同日、現場を視察に訪れた。
MRT南北線はジャカルタ市内の慢性的な交通渋滞緩和を目的に計画された総延長23.8㌔㍍の路線.全6工区を清水建設、大林組ほか、インドネシア国営のウィジャヤ・カルヤ、ジャヤの4社のJVが受注している。トンネルが貫通したのは、このうち6駅を結ぶ地下鉄部分の3工区(5.9㌔㍍)で、2013年8月から着工していた。