四国4県の16年訪日外国人客の宿泊46%増の64万人
観光庁が3月3日発表した宿泊旅行統計調査によると、2016年の四国での訪日外国人延べ宿泊者数(速報値)は、4県合計で64万4750人泊と15年(確定値)に比べて46%増えた。
各県とも過去最高を更新し、中でも香川県は70%増と全国都道府県で最も高い伸びを示した。16年に開かれた瀬戸内国際芸術祭は来場者約100万人の1割以上を外国人が占めた。高松空港の国際線も芸術祭に合わせて16年3~11月に台北線が週6便に増え、7月に香港線が就航するなど、アジアとの結びつきの強まりが伸びを支えた。
各県の官民はインバウンド(訪日外国人)のさらなる呼び込みへ情報発信の密度や受け入れ態勢強化に力を入れる。