ラマダン入り街中は閑散 企業も断食中のムスリムに配慮
ムスリムは7月10日、ラマダン(断食月)に入った。初日のインドネシアの街中は閑散とし、昨日まで人でにぎわっていた昼下がりも、ジャカルタ中心部は静けさが漂っていた。飲食物を売るカキリマ(移動式屋台)の姿はなく、目抜き通りのタムリン通りの歩道が広く感じるほど。マクドナルドやスターバックス、バーガーキングなどの飲食店は店内が見えないようにカーテンで覆っていた。昨日までとは明らかに異なる、こうした街の佇まいの変化に、世界最大の2億人強のムスリムを擁するインドネシアを改めて感じさせる。なお、ラマダン中、企業や公的機関は退社時間を早めるなどして断食中のムスリムに配慮しているという。