温度差大で難航 米国抜き11カ国首席交渉官会合

温度差大で難航 米国抜き11カ国TPP首席交渉官会合

カナダのトロントで開かれていた、米国を除く環太平洋経済連携協定(TPP)加盟11カ国による首席交渉官会合が、5月3日(日本時間4日未明)閉幕した。
米国抜きのTPP発効について、早期発効を目指す日本、オーストラリア、ニュージーランドなどにひきかえ、ベトナムやマレーシア、ペルー、チリなどが慎重あるいは消極的で温度差が大きく、協議は難航。予想通り、明確な方向は打ち出せなかった。
このため、11カ国発効を目指すかどうかなど詳細な道筋については、5月20日にベトナムでの開催が予定されている閣僚会合での協議に委ねることになった。