神戸製鋼 日韓でアルミ材生産増強に計550億円投資

神戸製鋼 日韓でアルミ材生産増強に計550億円投資

神戸製鋼所はこのほど、韓国および日本国内のアルミ材の生産増強に、合わせて550億円を投資する計画を明らかにした。アルミ材世界2位の米国ノベリスと提携、韓国でアルミ材の生産を始める。約350億円を投じ、ノベリスの韓国のグループ会社の資本参画する。また、日本国内では真岡製造所(栃木県真岡市)のアルミ加工の新ラインを設ける。
具体的には、韓国ではノベリスの韓国法人が分社化する工場に出資する。神戸製鋼の出資比率は50%。工場ではアルミを溶かして圧延、板状に加工するまで一貫して手掛ける。アルミ板は中国・天津市にある神戸製鋼の工場に供給し、最終製品に仕上げる。
韓国での出資分と合わせ国内アルミ材メーカーの生産投資としては過去最大規模となる。