LCGC優遇策 近く指名される独立機関が資格審査へ

LCGC優遇策 近く指名される独立機関が資格審査へ
 地元紙によると、インドネシアのヒダヤット産業相は、低価格で燃費効率の良い小型車「ローコスト・アンド・グリーンカー(LCGC)」の審査をまもなく開始することを明らかにした。日系メーカーのほか、中国、インドメーカーのモデルが審査の対象となる見込みだ。
 近く指名される独立検査機関が、使われている技術、サプライヤー情報を含む部品の現地調達率を調べる。優遇適用の候補として、昨年9月に発表されたトヨタ自動車とダイハツ工業が共同開発した「アギア」「アイラ」のほか、三菱自動車「ミラージュ」、ホンダ「プリオ」の現地生産モデル、日産自動車が来年インドネシアでの投入を予定する新ブランド「ダットサン」が挙がっている。このほか、日系企業ではスズキの「アルト」「Aスター」なども投入の可能性があるとみられる。非日系ブランドでは中国の奇瑞汽車(チェリー)「QQ」、インドのタタ・モーターズ「ナノ」も対象に挙げられている。
 5月23日付で施行された政令「2013年第41号」はLCGCとして奢侈税の免除を受けるためには、ガソリンエンジンで排気量が1200cc以下で、燃料1㍑当たりの燃費が20㌔㍍以上と規定している。