日・ASEAN保健大臣が初の会合で共同宣言

日・ASEAN保健大臣が初の会合で共同宣言

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)と高齢化をテーマとして、日本とASEANの枠組みでは初となる保健大臣会合が7月15日、開催された。会合には塩崎厚生労働大臣のほか、ASEAN各国の保健大臣らとWHO、世界銀行、アジア開発銀行等の関係機関の代表者が出席した。
本会合の成果として、日・ASEAN保健大臣共同宣言と「日・ASEAN UHC イニシアチブ」を採択し、日本とASEAN各国が関係する国際機関等と連携して、2030年までに持続可能なUHCを達成することに向け①住民登録や人口動態統計を含む基本的データシステムの構築やUHCに関する共同研究の促進②政策人材の育成や知見の共有にともに取り組むことを確認した。
塩崎大臣は冒頭あいさつと閉会あいさつを行うとともに、フィリピンのウビアル保健大臣とともに共同議長を務め、会合を主導した。
UHCとは、すべての人が適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを、支払い可能な費用で受けられる状態。