タンジュンプリオク港の貨物保管 空き地活用で一時しのぎ
インドネシア政府は7月19日、貨物量が取扱能力を大幅に上回り”パンク状態”となっている同国内最大の貿易港、タンジュンプリオク港(北ジャカルタ)の対応策について、関係閣僚や民間企業を集めて緊急会合を開いた。その結果、当面は例年取扱量が増えるレバラン(断食明け大祭)までの間、港湾内の空き地を活用して、貨物を一時的に保管するという苦肉の策を打ち出した。したがって、港湾自体の能力のほか税関の作業の遅さ、周辺道路の混雑など課題山積で、他の候補地での新港建設を含め、抜本的な物流問題解消にはまだ時間がかかる見通しだ。