断食明けはモールで食事、お祈りも ラマダン中も大盛況

断食明けはモールで食事、お祈りも ラマダン中も大盛況
 世界最大のムスリムを擁するインドネシア。ラマダン(断食月)中は人出が少なく閑散としているかと思われるモールだが、同国では1日の断食明けまでの時間を過ごす場所として、モールは生活の中に定着しているようだ。7月21日、中央ジャカルタの高級ショッピングモール、グランド・インドネシアは、こうした生活スタイルの多くの人々でにぎわっていた。
 ラマダン中のため、日中に飲食店で休むムスリムは少ない。そのため飲食店は通常、1日の断食明けを控えた午後5時過ぎから込み始め、同8時半ごろまで満員になるという。1日のうち断食明けの時間帯になると、モール内の礼拝所へ。その後、モール内で食事を済ませる客も多い。そして、料理を家政婦に任せている家庭も少なくないことから、家政婦が帰省していなくなるレバラン(断食明け大祭)2週間ぐらいになると、モールはさらに多くの客が訪れるという。