共英製鋼 ベトナム北部鉄鋼事業の設備投資を再開
共英製鋼(大阪市北区)は、一時中断していたベトナム北部の事業拠点、Kyoei Steel Vietnam Company Limited(ベトナム・ニンビン省、以下、KSVC社)での設備投資計画を再開する。同社は平成26年8月から、ベトナム北部の鉄鋼需給動向、競合関係の変化などに鑑み、KSVC社の設備投資計画を中断していた。
今回、その後のベトナム経済の発展状況、同地域における鉄鋼需要の見通し、競合状況を含めた事業環境、採算性などについて詳細に検討を重ねた結果、事業展開、収益基盤強化のためには生産能力増強投資は必須であると判断し、再開を決めた。
KSVC社の製鋼・圧延一貫ライン(電気炉および圧延設備)の生産量は年間50万㌧、総投資額は約2億米㌦。生産品目は鉄筋棒鋼。工事着工は平成29年末ごろ、操業開始は圧延が同31年ごろ、製鋼が同32年ごろ。
KSVC社の資本金は4800万米㌦で、出資比率は共英製鋼60%、メタルワン、Marubeni-Itochu Steel Pte Ltd各20%。