GPS衛星「みちびき」搭載しH2Aロケット打上げ成功
日本版GPS(全地球測位システム)の構築のため、三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月19日14時29分、政府の測位衛星「みちびき」3号機を搭載したH2Aロケット35号機を、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた。みちびきは予定通り、高度420㌔で分離され、打ち上げは成功した。
みちびきは米GPSと組み合わせることで、測位誤差を現在の約10㍍から最高で6㌢以下に縮めることができる。政府は当面4機体制での運用を計画。最後の4号機を10月に打ち上げ、来年度に測位サービスを始める予定。