東洋紡・長瀬産業 合弁で高耐熱フィルムを事業化
東洋紡と長瀬産業は合弁で高耐熱性ポリイミドフィルム「ゼノマックス(R)」を事業化する。同フィルムはガラスやシリコンウエハーと同等で、ポリマーフィルムとして世界最高レベルの寸法安定性を持つのが最大の特徴。生産工場を東洋紡の福井県敦賀市の敦賀事業所内に建設する。
新会社の資本金は34億円で、出資比率は東洋紡66.6%、長瀬産業33.4%。2018年4月に設立、従業員40名を予定。新設する工場の延床面積は約4300平方㍍、鉄骨2階建て(一部5階建て)。2017年12月に着工、18年10月操業開始の予定。投資額は約30億円。
電子回路基板材として、すでに採用されている電子ペーパーディスプレーに加え、有機ELなどのフレキシブルディスプレーやセンサー向けに用途を展開する。