28年度の海外コンサル受注額28.8%増でインド首位
一般社団法人 国際建設技術協会のまとめによると、海外コンサルティング業務等の平成28年度受注実績は、受注額で前年度比28.8%増の1337億3000万円となり、2年連続で増加した。受注件数も864件(前年度859件)の微増となった。これは、主にインフラストラクチャーに従事するコンサルティング企業等の平成28年4月1日~同29年3月31日の海外における受注実績をまとめたもの。
地域別の総受注額では例年通りアジア地域が最大で、858億9000万円で前年度比57%増加した。以下、アフリカ地域は同45%増の305億2000万円となったが、中南米地域は11%、中東地域は6%それぞれ減少した。
国別に受注状況をみると、インドが291億5000万円で前年の4位からトップに躍り出たほか、バングラデシュが164億円で前年の6位から2位に上昇した。エジプトも128億円で前年の19位から3位に大きく浮上した。ネパールも前年の9位から6位に順位を上げた。これに対し、前年1位、2位のミャンマーとベトナムはそれぞれ4位と6位に順位を下げた。