政府が豪州からの緊急輸入牛肉の直売開始 価格抑制へ

政府が豪州からの緊急輸入牛肉の直売開始 価格抑制へ
 地元メディアによると、高騰する牛肉の価格安定を目指すインドネシア政府は7月22日、豪州から輸入した牛肉の供給を開始した。レバラン(断食明け大祭)の直前まで、冷凍肉は1㌔当たり7万ルピア、生肉は同8万2500ルピアの小売価格で各地の伝統市場(パサール)を通じて市民に直接販売する。ギタ・ウィルヤワン商業相は、政府の直売で1㌔当たり10万ルピアを超えるところもある牛肉価格が7万5000~8万ルピアに落ち着くとの見通しを示した。同時に、今回の措置は暫定的であることを強調した。
 政府は先月、食料調達公社(ブロッグ)に3000㌧の追加輸入を許可。7月16日に豪州から800㌧を空輸、船舶で2200㌧の輸入を開始した。