乾期のジャカルタ首都圏で冠水被害 8月まで大雨警戒を

乾期のジャカルタ首都圏で冠水被害 8月まで大雨警戒を
 異常気象で、乾期のジャカルタ首都圏で連日降り続く大雨で冠水被害が出ている。災害対策庁の調べによると、7月22日午後0時までで432世帯、2088人が被害を受け、東ジャカルタのカンプン・ムラユでは22日早朝から洪水が発生し、最大150㌢の高さまで浸水したという。他地域でも20~100㌢の浸水が確認されている。
 気象地理物理庁(BMKG)は、インド洋からジャワ海に温かい海水が流れ込んでいることが大雨の原因と指摘。海水面の気温上昇で雨雲が発生しているとし、通常は1カ月ほどの海水温の上昇で終わるはずが、今回は数カ月も続いているとしている。BMKGは7~8月にジャワ島だけでなく、カリマンタン島の大部分など全国各地で例年よりも150~200%を超える雨量を記録すると予想している。