坂本龍馬 剣術大会で対戦の桂小五郎に敗れる 新史料

坂本龍馬 剣術大会で対戦の桂小五郎に敗れる 新史料

前橋市の群馬県立文書館などによると、1857(安政4)年3月1日、江戸・鍛冶橋の土佐藩上屋敷で催された剣術大会で、坂本龍馬と桂小五郎(後の木戸孝允)が対戦し、2対3で龍馬が敗れたと記録する史料が、同館に保管されていることが分かった。
今回の史料は前橋藩領だった上州・中箱田村(現 群馬県渋川市北橘町箱田)で名主を務め、医院も営んだ「根井家」に伝わり、1994年に寄託されたもの。
折り畳んだ縦約16㌢、横約1㍍の和紙で、冒頭に「安政四三月朔日 松平土佐守上屋敷二而御覧」と記載。龍馬らに加え、著名な剣客だった斎藤弥九郎(2代目)や石川孫六、海保帆平ら計43人が一対一で戦った22試合の結果を、毛筆で縦書きに記している。