マグロ漁獲枠の新規制を正式に決定 WCPFC
フィリピン・マニラで開かれていた中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC、20カ国・地域が加盟)の年次総会は12月8日、閉幕した。太平洋クロマグロ漁獲枠を資源の回復見通しに応じて増減させる新規制を承認し、導入が正式に決まった。
新規制は2014年に約1万7000㌧まで減った親魚の資源量を2024年までに約4万1000㌧に戻す目標を巡り、この達成率が75%を超えると漁獲枠の拡大を検討でき、60%を下回れば枠を減らす。2018年の資源調査から新ルールに移行する。2034年までに親魚を約13万㌧に増やす新目標も決まった。