パキスタン「若年層のエンパワーメント計画」に無償資金協力
パキスタンの首都イスラマバードで2月19日、日本の倉井高志駐パキスタン大使とイグナシオ・アルタザ国連開発計画(UNDP)パキスタン事務所長との間で、「シンド州およびハイバル・パフトゥンハー州における若年層のエンパワーメント計画」を対象とする供与額4億1900万円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われた。
この計画はハイバル・パフトゥンハー州において、UNDPとの連携により若年層への技能訓練等の就労支援および社会参加を促進し、同国の社会安定化を図るもの。約50カ所のコミュニティセンターが設置され、若年層約1万人に対し各種社会・文化活動への参加が促進される。また、約1万2000人に対する就労支援をはじめ、約2万人に対する生活技能訓練を行うことで若年層の健全な経済・社会参画を通じた社会安定化につながることが期待される。