首都ジャカルタの路上の”物乞い”摘発 15日から再開へ
ジャカルタ特別州は、ジョコウィ知事が掲げる「街の浄化作戦」推進の一環として、流入者が増えるレバラン(断食明け大祭)後のいまの機会を捉え、15日から路上の”物乞い”の摘発を再開する予定だ。警察の協力の下に、州警備隊が主要ターゲットの一つに挙げているのが、他人の乳幼児を抱きながら金銭を求める手口の”物乞い”に対する摘発だ。
1日1万5000~2万5000ルピアで乳幼児をレンタルするブローカーが、中部ジャワ州の田舎で子供の養育費を支払えない親から一時的に引き取ってジャカルタに連れてくるケースも少なくないという。子供を抱くことで通行人の同情を引き、その結果、収入が大きく増えるといい、中には”物乞い”で1日20万ルピアを得る人もいるとの情報もある。州は今年に入り、ラマダン(断食月)最終日の8月7日までに1340人の”物乞い”者を保護している。