レバラン後のジャカルタ流入者は550万人 運輸省予測

レバラン後のジャカルタ流入者は550万人 運輸省予測
 インドネシア運輸省はこのほど、レバラン(断食明け大祭)後のジャカルタ流入者は、帰省した460万人に加え、新規の50万~100万人が各地から流入したとみられ、計約550万人に上るとの予測を明らかにした。レバラン後は例年、帰省者がジャカルタに行けば仕事があるなどとして、故郷で親戚や友人を誘い、仕事探しにやってくる流入者が後を絶たない。
 今年はとりわけジャカルタへの新規流入者にとって、心理的に気持ちを軽くしている側面もある。それはジャカルタ特別州のジョコウィ知事が、今年はレバラン後の流入者に対し、例年恒例となっていた摘発を実施しない方針を示しているからだ。従来はジャカルタ州政府発行の住民登録証(KTP)を所持していない地方出身者を対象に摘発していた。ところが、今年は州政府の方針で、路上で生活したり、違法行為をしなければ摘発されるようなことはないという。