最低賃金上昇で繊維企業60社が首都圏から中部ジャワへ
最低賃金の大幅上昇に伴い、労働集約型産業の繊維企業が首都圏から中部ジャワ州に拠点を移していることが明らかになった。インドネシア繊維協会(API)会長によると、首都圏の大幅な賃金上昇による収益悪化が原因で、繊維企業60社が中部ジャワ州の生産拠点を移したという。
今年の最低賃金はジャカルタが前年比44.7%高の220万ルピア、西ジャワ州ブカシが同40%高の210万ルピアと急騰した。これに対し、中部ジャワ州は高いエリアでも120万ルピア程度にとどまっている。