関西電力が西ジャワ州チタラム川流域で水力発電事業
関西電力は8月20日、インドネシアの西ジャワ州の水力発電事業で国営電力PLNと30年間の売電契約を締結したと発表した。10月に着工し、2016年7月の運転開始を目指す。発電能力は4万6600㌔㍗。売電契約は関電の完全子会社ケーピック・ネザーランドと、PLNの完全子会社インドネシアパワーが共同出資するラジャマンダラ・エレクトロニックパワーを通じて結んだ。出資比率は関電グループ49%、PLNグループ51%。
水力発電所は西ジャワ州チアンジュール県のチタラム川流域に建設する。事業規模は数十億円とみられる。関電は2007年に独占開発権を取得し、協議を進めていた。日本の電力会社が調査段階から手掛けた新規水力発電事業としては初めての案件となる。