愛知県立大・ガジャマダ大が産学共同で人材育成事業
愛知県立大学とインドネシアのガジャマダ大学(UGM)は8月26日、日系企業と産学共同でUGMの学生25人を対象にした人材育成事業を開始した。両大学は2010年に全学協定を締結しており、インドネシアで展開する日系企業へ優秀な人材を送り込むのが狙い。
インドネシアの日本語学習者は増加しているが、仕事に結び付く日本語能力を持つ人は少ない。それだけに、今回両大学が推進する、就職市場で需要の高い理工系の学生を中心に日本語や企業文化などを教える人材育成事業が、日系企業への質の高い人材の就職の”橋渡し役”になることが期待される。
愛知県立大学の日本語教育専門家が8月26日から9月20日までの4週間、高校生時代に日本語を第二外国語として学んだ理工系や政治、経済学部のガジャマダ大学の選抜者25人に、日本語再教育プログラムを実施する。今年の予定では10月~12月に文学部日本語学科の学生2人を追加して就職支援講座などを実施する。
来年以降は16年までの2年間で、日本語再教育プログラム、日系企業の日本国内の工場でインターンシップを実施していく予定だ。講座修了者には修了証書が発給される。