太陽日酸が合弁会社設立しインドネシアで産業ガス事業
太陽日酸はインドネシアで産業ガス事業に乗り出す。年内に現地の最大手サマトールと合弁会社を設立し、ヘリウム充填工場を建設する。3年後の2016年には売上高5億円を目指す。
合弁会社の「サマトール・タイヨー・ニッポン・サンソ・インドネシア」を西ジャワ州ブカシ県の工業団地グリーンランド・インターナショナル・インダストリアル・センター(GIIC)に設立する。資本金は600万米㌦(約5億9000万円)で太陽日酸が33%、シンガポール子会社17%、サマトールが50%をそれぞれ出資する。
合弁会社設立後は、まず一般産業ガスや標準ガス、混合ガスをサマトールから仕入れて販売する。機器や配管工事などのエンジニアリングや施工も手掛ける。ヘリウム充填工場の敷地面積は12㌶。近く着工し2014年3月に稼働する。投資額は明らかにしていない。太陽日酸が東南アジアに産業ガスの製造・販売拠点を設けるのは6カ国目。