世界5カ国の警察音楽隊が交流 ビル街に楽器音響き渡る
世界各国の警察音楽隊が音楽を通じて交流する「世界のお巡りさんコンサート・イン・インドネシア」のパレードが9月1日、中央ジャカルタで開かれた。日本、インドネシア、韓国、ベトナム、米国の5カ国の警察音楽隊が、独立記念塔(モナス)があるムルデカ広場からホテル・インドネシア(HI)前ロータリーまでの約1.5㌔をパレード。休日の娯楽の場となるモナスに集まった市民約15万人(国家警察発表)が沿道に詰めかけ、カーフリーデイとなったタムリン通りのビル街にドラムや金管楽器の音が響き渡った。
先陣を切ったのは日本の警視庁音楽隊。女性警察官によるカラーガード隊がピンクと白の華やかな衣装と笑顔で慣習を魅了した。以下、ベトナム、韓国(ソウル特別市)、米国(ニューヨーク市)のそれぞれ警察音楽隊が続いた。トリを務めたのは中部ジャワ州スマランにある国家警察士官学校のチェンドラワシ音楽隊。先頭を歩く隊員が指揮棒を空高く投げたり、ホルンを口で支えたりすると、大きな歓声が上がった。外国から参加した各隊が50人前後だったのに対し、約380人が参加、迫力ある演奏で堂々とホスト役を果たした。
この世界5カ国の警察音楽隊のパレードは、9月1日開幕した第5回ジャカルタ日本祭り(JJM)の目玉の一つとなった。