労組連盟が最低賃金370万ルピアへ引き上げ求め9/5もデモ
インドネシア労働組合連盟(KSPI)は、来年のジャカルタ特別州の最低賃金の、月給370万ルピア(現行の68%増)への引き上げを求め、政府が労組に配慮する姿勢を示さなければ、5日も首都圏労組が計3000人規模で大統領宮殿、労働移住省、保健省の前でデモをすると警告した。KSPIは3日にも最低賃金の引き上げを抑制する大統領通達に反対し、3000人(主催者発表)のデモ隊がジャカルタ特別州庁舎前に詰めかけ、デモを繰り広げている。
KSPIは、来年のジャカルタ特別州の最低賃金について、算定基準となる適正生活水準(KHL)の84項目を組み込んだ試算による月370万ルピアへの引き上げを要求。また、サイド・イクバルKSPI代表は大統領通達について、「労働組合の話を聞かず、経営者協会(アピンド)と政府だけの話し合いで決められ、承服できない」と反発している。