ユドヨノ大統領がジャカルタから政治機能移転の検討促す
ユドヨノ大統領は9月7日、次期大統領にジャカルタからの政治機能移転の検討を促す意向を示した。主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席したロシアのサンクトペテルブルグでの記者会見で明らかにしたもの。政治機能を切り離し、ジャカルタは商業・観光の中心地として引き続き発展させるべきとしている。
ユドヨノ大統領は4~5年前からジャカルタの政治機能移転を考え、専門家らに移転計画を検討させてきた。移転は多額の費用、政治的な意思決定が必要と前置きしたうえで、次期大統領が、国家経済が良好で、かつ他にジャカルタの問題解決策ないと判断するなら、政治の中心地新設は誤った選択肢ではない-と言明している。