LCGC税優遇の適用第1号ダイハツ・トヨタが発売
ダイハツ工業は9月9日、インドネシアで新しい小型車「アイラ」を発売したと発表した。同国政府が先に導入を発表している低価格・環境対応車(LCGC=ローコスト・アンド・グリーンカー)政策に対応する税優遇適用第1号。トヨタ自動車も同日、ダイハツからOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けて「アキア」として販売開始した。
税優遇策は燃費性能がガソリン1㍑当たり20㌔以上、部品の現地調達率が高い車に対し、卸売価格の10%に相当する奢侈税が免除される。「アイラ」は月4000台の販売を目指す。「アイラ」は排気量1000ccのエンジンを搭載した5人乗り小型車で、軽自動車「ミライース」などに採用されている低燃費化技術を活用した。価格は7610万ルピア~9750万ルピア(約65万~83万円)で、自動車市場が急拡大している同国で「ファーストカー」としての需要を取り込むのが狙い。
ホンダや日産自動車、スズキも税優遇適合車の投入を目指している。