ルピア安の歯止めが狙い 中銀が4カ月連続の利上げ
インドネシア中央銀行は9月12日、政策金利を0.25%引き上げ7.25%にすることを決めた。利上げは4カ月連続。経常収支の悪化や海外マネーの流出、インフレ圧力の高まりなどによる通貨ルピア安に歯止めをかけるのが狙い。米連邦準備理事会(FRB)が17~18日、量的緩和縮小を決めるとルピア安に拍車がかかる可能性があるため、先手を打つ狙いもあると考えられる。
今回の追加利上げは市場関係者にとって想定外だった。これに伴い、6月以降の利上げ幅は計1.5%に達した。年初から対ドルで約16%安となっているルピアの一段の下落を阻止する姿勢を鮮明にした。