違法駐車に”パンク”の強硬措置 ジャカルタ州が渋滞対策

違法駐車に”パンク”の強硬措置 ジャカルタ州が渋滞対策
 ジャカルタ特別州は、優遇税制「LCGCプログラム」の導入で懸念される交通渋滞の悪化に対応して、様々な対策を打ち出している。是が非でもとの”本気度”を感じさせるのが、州運輸局による違法駐車している車両のタイヤの空気を抜いてパンクさせるという強硬措置だ。
 アホック副知事は9月24日、州内で低価格車の利用者急増を見込み、交通違反者を厳しく処分する必要があると発言。州は交通規制強化で渋滞に対処する方針を強調した。これに先立ち州運輸局は先週から西ジャカルタ・ロキシや中央ジャカルタ・ガンビルなど各地で違法駐車のオートバイや自動車のタイヤのバルブを没収する措置に着手している。これまでにオートバイを中心に州内で1000台を超える二輪・四輪車が対象となった。同様に交通渋滞の問題を抱える西ジャワ州バンドン市でも同様の措置が導入される予定。運輸局長は市民への周知後、来週から違法駐車車両のタイヤから空気を抜く措置を始めるとしている。