60%遅延 ルピア安で工期延期など建設業界に影響広がる
地元紙によると、通貨ルピア安の進行で建設業界では工期の延期など悪影響が広がりをみせている。最低賃金上昇や燃料価格の高騰などに苦しむ中、アスファルトなど輸入依存度が高い原材料の価格高騰が追い打ちをかけた形となっている。
全国建築サービス開発協会のトリ・ウィジャヤント会長は、アスファルト敷設工事の約60%が、原材料価格の高騰が原因で遅延しているという。同会長によると、アスファルトか価格はルピア安の影響で21%以上、コンクリートや生コンクリートの価格は約20%高となっている。また、資材の供給不足も表面化してきている。アスファルトは国内メーカーの供給量が不足。過去2年の年間160万㌧の国内アスファルト需要のうち、半分以上の90万㌧が輸入だった。