ジャカルタ沖に17の人工島を造成 低所得者住宅建設へ

ジャカルタ沖に17の人工島を造成 低所得者住宅建設へ
 ジャカルタ特別州のアホック知事は10月1日、ジャカルタ沖のジャワ海に17の人工島を造成する計画を明らかにした。島には低所得者向け住宅などを建設する予定だ。完成時期や関連経費などは明確にされていない。地盤沈下が進んだジャカルタ北部を高潮などから守るために防潮堤の整備が進められており、人工島はこの防潮堤の内側に造られる。沿岸の低所得者層を島内に建設する低価格住宅に移転させる。本土からの距離は300㍍程度になる見込み。防潮堤と本土の間の海水面の上昇に備え、島によってはポンプの排水設備を重点に置くという。
 17島のうち9島をジャヤ・アンチュール開発公社などの公社・州営企業が担い、残りを民間に委ねる。民間ではチプトラ・グループやアグン・ポドモロなど複数の不動産開発会社が関心を示しているという。