横浜ゴム インドネシア・バタム島で海洋商品の新工場

横浜ゴム インドネシア・バタム島で海洋商品の新工場
 横浜ゴムは10月7日、インドネシア・バタム島に海洋商品(空気式防舷材、マリンホース)の新工場を建設する。約30億円を投じ材料混合、成型、加硫までを行う工場を建設。2015年6月から生産開始する。現在、海洋商品の生産は日本で行っているが、新工場が完成すると2工場体制となり、生産規模も現在に比べ約1.5倍に拡大する。
 新工場はバタム東部のカビル工業団地に建設する。本年度中に製造会社として資本金10億円で「横浜工業品製造インドネシア」を設立し、工場建設をスタートさせる。新工場は約5万平方㍍の土地使用権を取得し建設するが、将来的には隣接する土地区画への拡張も計画している。
 主に原油などの海上輸送に使用される海洋商品は、世界的な石油需要の増加に伴い順調に需要を伸ばしている。横浜ゴムは海洋商品の世界トップメーカーの1社で、空気式防舷材では世界シェア第1位、マリンホースでは同第2位を占めている。