クボタが30億円を投じインドネシアでエンジン増産
クボタは30億円を投じて主力のインドネシア工場を移転・拡張し、2015年までに耕運機などに使う小型ディーゼルエンジンの生産能力を、タイの工場分と合わせ4割引き上げ年間22万台とする。増産するのは単気筒で10馬力前後の小型エンジン。14年7月にインドネシアのスマラン市の子会社の工場を同市内で移転。生産能力を現在の年間6万台から15年までに同12万台に増強する。
インドネシアでは15年度に小型ディーゼルエンジンだけで100億円強の売上高を目指す。ちなみに13年度は約70億円の見通し。また同国での出荷台数は12年度に4万2000台だったが、今年度は7万5000台と約8割増える見通し。
東南アジアではコメ価格の上昇を背景に農家の投資意欲が高まっている。耕運機は本体とエンジンを農家がそれぞれ選んで購入するのが一般的。エンジンを含め1台数十万円程度で済み、最低でも100万円前後のトラクターに比べて購入しやすい。