カラワン国際空港建設に向け年内認可取得へ最終調整
地元紙によると、インドネシア運輸省のヘリー・バクティ・グマイ航空総局長は10月10日、西ジャワ州カラワン県のカラワン国際空港建設に向けた行政手続きが最終調整の局面に入ったことを明らかにした。年末までに認可を取得し、来年第1四半期から第2四半期までに建設費用を確保する予定。同州カラワンで建設が予定されているチラマヤ新国際港との相乗効果で、スカルノハッタ国際空港やタンジュンプリオク港の混雑による貨物輸送の停滞緩和を目指す。
カラワン国際空港とチマラヤ新国際港の建設が予定されているカラワンや周辺地域は、付近を通るチカンペック高速道路沿いに工業団地が建ち並ぶなど国内最大の工業地帯。ジャカルタを経由せずに西ジャワ州のみで、貨物輸送が完結できるという点が評価され、計画が進められている。
政府は経済成長促進・拡大マスタープランで、2025年までに14の空港を新設・拡張する32兆ルピア規模の計画を進めている。