いすゞ自動車 15年にインドネシア新工場で生産能力倍増
いすゞ自動車はインドネシア市場における自動車需要の拡大に備え、2015年に同国の生産能力を現状から2倍の5万2000台に引き上げる計画だ。同社はこのために1兆3000億ルピア(約112億円)を投じて西ジャワ州カラワン県のスルヤチプタ工業団地に新工場を建設、商品ラインアップを拡充し、多様な需要に応えていく。
新工場の敷地面積は30万平方㍍。工場の建屋面積は西ジャワ州ブカシの既存工場の3.6倍の7万2000平方㍍となる。新工場は2014年末までに完成する予定で、完工後は車両の生産設備を同工場に集約。ブカシ工場のモータープールなど他の設備は現状を保持する。
新工場の稼働時の従業員数は現行から200~300人増の1200人。需要の拡大に合わせ増員していく予定。同工場の生産能力は8万台まで引き上げることが可能で、内需のほか輸出も視野に入れる考え。