都立駒込病院がインドネシア進出を検討 がん治療で
東京都立駒込病院がインドネシア進出を検討していることが分かった。同病院が検討しているのは西ジャワ州ブカシ県の県立病院と共同で医療施設を数年内に開設し、消化器系のがんなどの治療を実施する計画だ。駒込病院の医師団が定期訪問して患者を治療するほか、現地で医師を育成、技術提供する。
病院の開業時期やや病床数などは日本政府とブカシ県で調整中という。日本政府にブカシ県側が医療機関の進出を求めていた。同病院は大腸がんなど消化器系のがんや、エイズなど感染症の治療で全国的に知られている。公立病院の海外進出は初めてで、海外に日本の高度な医療技術を売り込む成長戦略の具体例となる。