インドネシアの在留邦人は過去最多の1万4720人に
外務省は10月21日、2012年10月1日時点の海外在留邦人統計を発表した。インドネシアの在留邦人数(日本国民で3カ月以上の長期滞在者と永住者の合計)は11年比2251人増え、1968年の統計開始以来、最多の1万4720人を記録した。世界に滞在する在留邦人数は前年比6万7000人増の124万9577人。国別ではインドネシアは15位。このうち8割以上にあたる1万342人が民間企業関係者だった。
在外公館別の日系企業数では、インドネシア大使館管轄地域内に1131社の会社が進出し全体では9位。ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)の会員企業数は今年7月時点で2011年8月から46社増えて533社となった。長期滞在者数が大幅に伸び前年比19%増の1万379人だった。ジャカルタは前年比24%増の8659人。世界の都市別人数ではジャカルタが11年比4ランク上昇の23位(1300人増の8748人)になった。
インドネシアにおける在留邦人の地域別内訳は、インドネシア大使館管轄内で1万935人、デンパサール総領事館で2521人、スラバヤ総領事館で735人、メダン総領事館で310人、マカッサル駐在官事務所で219人。
なお、在留邦人数の上位国は米国の41万973人(前年比3.3%増)、中国の15万399人(同6%増)、豪州の7万8664人(同5.3%増)、英国の6万5070人(同3.2%増)などと続いている。