ジャカルタ特別州が動物虐待防止で猿回しを一斉摘発

ジャカルタ特別州が動物虐待防止で猿回しを一斉摘発
 ジャカルタ特別州が今週から、動物虐待や伝染病の防止などを理由に、路上で行われている大道芸の猿回しの取り締まり、一斉摘発に乗り出した。同州のジョコウィ知事は2014年には州内の猿回しを一掃するとの目標を掲げている。一部の猿はすでに押収、保護されたが、今回の摘発を察した多くの猿使いは雲隠れした。
 地元メディアによると、10月25日までに21匹の猿が保護された。保護された猿は検疫後、ジャカルタの動物園に収容される。州内には猿回しの猿は60匹はいるとみられ、州当局は11月に取り締まり、摘発を再開する予定だ。州政府はこれにより職を失う猿回し師に対し、100万ルピア(約9000円)を補償し、就職の世話も行うとしている。