日本駐車場開発が立体駐車場の現地販売会社を買収
日本駐車場開発(大阪市北区)は10月29日、インドネシアで現地の立体駐車場の販売会社を買収すると発表した。これにより、同社は主幹事業の駐車場の運営・管理・コンサルティングに加え、販売からの一貫体制を構築し、今後3年で60カ所への納入を目指すとともに、他国での事業展開にもつなげる考えだ。同社が立体駐車場の販売を手掛けるのは初めて。
タイのグループ会社ニッポン・パーキング・デべロップメント(タイランド)を通じ、サン・シファ・ニッポンインド(SSN)の株式60%を年内に取得する。SSNはインドネシア国内で工事期間の短い組立型の自走式駐車場の販売で、同国の駐車場需要の増加に応えてきた。インドネシアではジャカルタおよび地方都市部で、自動車台数の急激な増加に交通インフラの整備が追い付いておらず、ジャカルタ首都圏を中心に駐車場の需要が高まっているため、日本駐車場開発は今後立体駐車場の需要が拡大すると判断、今回SSNを傘下に収めることを決めた。