ジェトロとSMEJが人材確保テーマにセミナー共催
じゃかるた新聞によると、日本貿易振興機構(ジェトロ)と中小企業連合会(SMEJ)は10月24日、南ジャカルタのバンク・インターナショナル・インドネシア(BII)事務所で、インドネシアでの人材確保をテーマとしたセミナーを開催した。東南アジアでの人材紹介を強みとするマレーシア系のインターネット求人サイト「ジョブ・ストリート」の菱垣雄介日本支社長が講演。約60人の参加者は日本とは全く異なるインドネシアの求人事情と対策に耳を傾けた。
菱垣支社長は、転職を避ける傾向がある日本に対し、東南アジア全体で勤続3~4年での転職が好まれる傾向がある背景を説明。転職市場に人材が多く供給されているインドネシアで求人する際、日本で求人する場合よりも具体的に業務内容や担当業務などを明記しないと、条件に該当する人が多くなりすぎ、希望の人材を確保することが困難になると指摘した。優秀な人材を確保する際に指標となる学歴については、インドネシア大学など有名大学だけでなく、国立ボゴール農科大学など優秀な人材を輩出している大学についても知る必要性を強調した。