スラバヤの動物園でオランウータンが相次いで死ぬ

スラバヤの動物園でオランウータンが相次いで死ぬ
 東ジャワ州スラバヤのインドネシア最大の動物園でオランウータンが9月、10月に相次いで死亡、また同動物園の飼育環境の劣悪さが俎上に上っている。地元メディアによると、この動物園で10月中旬、メスで15歳のベティが肺の病気で、1週間にわたる集中治療も及ばず死んだ。同動物園では気温が非常に高かったことが原因としている。だが、実は同動物園では9月下旬にもメスで12歳のナニックが腸の腫瘍で死んでいる。
 オランウータンは、飼育下では50~60歳、野生では35~40歳くらいまで生きるとされている。それだけに、これらの死はいかにも早すぎると言わざるを得ない。昨年、同動物園で亡くなった動物は130匹もいて、大半が病気だった。