ムスリム女性のファッションも多様化 ジルバブでも
インドネシアではこれまで、一般的にファッションからは縁遠いと思われがちだったムスリム女性のファッション化の進行が目立ってきた。色とりどりのスカーフをブローチで留め、おしゃれに頭を覆った若い女性。つま先まで伸ばした布を重ね、ボリューム感を持たせたスカート姿の女性。
これまで質素な柄でシンプルな巻き方が多かった「ジルバブ」も、数年前から多様な巻き方にアレンジした若い女性の姿もみられるようになった。彼女たちは巻き方をアレンジしたスカーフ「ヒジャブ」と呼び、おしゃれアイテムの一つとして楽しんでいる。
じゃかるた新聞によると、こうしたムスリム女性のおしゃれの火付け役になったのが、若手のインドネシア女性2人が始めた、新しいムスリム・ファッションを紹介するブログ。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて、瞬く間に話題になった。ムスリムでは、これまでタブー視されてきた水着でも、需要に即した実用的な商品が登場しているという。