ジルバブ着用は内規ができてからに 国家警察副長官
国家警察副長官は12月2日、女性警察官のジルバブ(イスラム女性のスカーフ)着用について、明文化された内規ができるまで着用を見合わせるよう指示したことを明らかにした。ジルバブは制服規定になく、従来は着用は禁じられていると見なされていた。だが、イスラム団体のジルバブ禁止はイスラム女性の権利侵害発言を受けて、国家警察長官が11月19日、「着用の判断は個人に委ねる」と発言。これを解禁宣言と受け止め、数日後から色とりどりのジルバブを着けて勤務する女性警察官が登場。地元メディアもこれを好感し、大々的に報道していた。
ところが、同副長官は2日、「赤や白などのジルバブが散見され、全く美しいと思わない」と様々なカラージルバブを問題視。統一感のある制服の一部とすべきとして、11月28日付で内規がまとまるまで、ジルバブ着用は凍結するとの通達も出しているという。