「ルピア安は続き、長期のリスクヘッジが必要」林氏
ジャカルタのホテルでこのほど行われた経済講演会で、三菱東京UFJ銀行ジャカルタ支店の林哲久副支店長は「インドネシアルピア底入れの条件」と題し、講演した。林氏は2014年のルピア相場動向について、現在の経常収支、貿易収支の赤字がが続くことが予想される中、米国の量的緩和縮小が引き金となり、ルピア安が一層進む懸念を指摘。その際、ルピアは1ドル=1万2500ルピアが一つの目安になると予測した。そして、「可能な限り長期に、ルピアのリスクヘッジを行う必要がある」と不測の事態への対処が必要と警戒を呼び掛けた。