ハラル・フード・プロジェクト始動 認証取得を支援
経済産業省のクール・ジャパン戦略推進事業に採択された「ジャパン・ハラール・フード・プロジェクト」が12月4日、日本とジャカルタで始動した。インドネシア進出を検討する日本企業に、NPOの日本アジアハラール協会を通じて、インドネシアの公的認証期間であるイスラム指導者会議(MUI)の認証が取得できるようサポートする。また、現地消費者には日本の食文化に関する情報を発信する。
日本アジアハラール協会によると、同協会は設立から2年間で日本の食品メーカー11社に対してハラル認証を付与。同日、中央ジャカルタのホテルで開かれた会見では、同協会が認証を付与したコメやしょうゆなど食品・食材が紹介された。東京では食品・食材関連メーカーや外食チェーンなどを対象にしたインドネシア市場ハラルセミナーも開催され、定員の200人を上回る280人が出席した。
2014年3月4~5日にはインドネシアから有力バイヤー約20社を招へいし、現地での事業展開を検討する日本企業との商談会を実施する予定だ。現地の消費者向けには日本食のレシピや日本食レストランに関する情報をウェブサイト「クッキング・ジャパン」(www.indonesiacookingjapan.com)を通じて発信。14年2月にはジャカルタの小学校5校で親子が参加する日本食の料理教室を開く。