2014年のエビ生産量は2割増の18万㌧ 生産業者が見通し

2014年のエビ生産量は2割増の18万㌧ 生産業者が見通し
 エビの生産業者が加盟するインドネシア・シュリンプ・クラブのイワン会長は、2014年の会員企業によるエビの生産量が、今年見込みの15万㌧の2割増の18万㌧に拡大するとの見通しを示した。地元のニュースサイトが報じた。タイやベトナム、中国などのエビの主要産地で「早期死亡症候群(EMS)」と呼ばれる病害が蔓延する中、この病害の感染が広がっていないインドネシアは、輸出の好機と捉えている。
 同クラブの会員企業の今年の生産量15万㌧(見込み)のうち、9割は輸出向けだ。東ジャワ州では、これまで休眠していた養殖場の操業をすべて再開していることもあり、2014年は2割程度増えるとの見立てだ。
 政府は今年の国内全体のエビ生産量の目標を60万㌧に設定。2014年は約17%増の69万9000㌧と見込んでいる。種類別の内訳は「バナメイエビ」が51万1000㌧、「ブラックタイガー」が18万8000㌧だ。