海上保安庁がインドネシアと海賊対策訓練
日本の海上保安庁の巡視船「しきしま」(総トン数約6500㌧)は2月11日、インドネシア・タンジュンプリオク港に入港した。同国の海賊対策に対する技術支援が目的。16日までジャカルタに滞在し、運輸省警備救難局や海上警察を対象にした乗船研修や連携訓練を実施する。滞在中、海賊制圧のための逮捕術や被害船に近付くための小型船操船などについて、インドネシア側の職員に講習する。日本政府は2000年、東南アジアや中国、韓国など13カ国と海賊対策で相互協力する「アジア海賊対策チャレンジ2000」を採択。原則年2回、連携国との訓練にあたっている。