富士通 イの海底ネットワークシステムを大容量化

富士通 イの海底ネットワークシステムを大容量化
 富士通は12月20日、インドネシア国内の海底ネットワークシステム「JaKa2LaDeMa(ジャカトゥラデマ)」において、最新DMDW伝送技術を導入し、回線1波長あたりの容量を従来の毎秒10ギガビットから同100ギガビットへ大容量化したことを発表した。「JaKa2LaDeMa」(Jawa-Kalimantan-Sulawesi-Denpasar-Makasar)はカリマンタン、スラウェシ、ジャワ、バリ、ロンボクの5島をつないだ全長約1800㌔㍍にわたる海底ネットワークシステム。富士通とドイツの大手総合ケーブルメーカーNorddeutsche Seekabelwerke GmbHとが共同で、インドネシアの通信キャリアPT Telkom Indonesiaに2010年に納入した。
 インドネシアでは年率6%水準の経済成長を背景に、2012年から2017年の間、世界で2番目に高い42%増というIPトラフィック増加率が予想されている。富士通は最新のDMDW(Dense Wavelength Division Multiplexing)装置である複合型光伝送装置「FUJITSU Network FLASHWAVE 9500」とその監視システム「FUJITSU Network NETAMART 1500」を今回納入し、毎秒100ギガビットの超高速伝送技術を適用した大容量システムを実現した。将来的にはさらに5倍の毎秒2400ギガビットにまで増強することが可能だという。