三井住友FG インドネシアなど重点にアジア進出を加速

三井住友FG インドネシアなど重点にアジア進出を加速
 複数のメディアによると、三井住友フィナンシャルグループ(FG)の宮田孝一社長はこのほど、東南アジアでの事業拡大に向け、インドネシアやベトナム、ミャンマーなどを重点国と位置付け、中間所得者層が増加する成長市場に狙いを絞り、国際金融グループとして成長を図る方針を明らかにした。
 同グループ傘下の三井住友銀行は5月、インドネシアの年金貯蓄銀行に約1500億円を投じて約40%を出資した。同国での事業強化では、年金貯蓄銀行が持つ店舗網を活用することも視野に、同行との連携を加速させる。東南アジアでは「特定の重点国で一定シェアを取る戦略」を重視。次期中期経営計画(2014~16年度)で連結粗利益に占める海外比率目標を現行の30%から上積みする方針だ。